激坂列伝:和光大学裏の激坂。
小田急線沿いの和光大のあたりに、強烈無比な激坂があるらしいってことで、激坂マニア的には行かざるを得ないって事で、ちょっと寄ってみた。
http://goo.gl/maps/NWcq
和光大の裏(?)は斜面に住宅が立ち並んでいるので、坂も多く激になりやすい様子。
坂に番号がついてるらしく、結構激坂は多いようだが、雑魚には用はない!一番強い奴を出せ!キリッ
とばかりに意気込んで、近隣最強と噂される4番坂へ。
どどーん!
ガイアが俺にもっと登れと囁く(゚∀゚)メンズナックル的な意味で。
しかし、どうしてこう坂の写真ってのは伝わらないんだろ。
凄まじい勾配です。多分30%越えてます。調べてみると、33%を超えてるとか。でも凄いワクワクします。鴨居の坂登ってなかったら、結構怯んだかもしれませんが・・・それでも燃える!
だがこれは結構ヤバイかもしれない・・・ゴクリ。
都内激坂四天王があったとしたら、勾配ではほぼ最強レベルでしょう。
のぞき坂なんかは四天王にすら入れない。百草園ならかろうじて四天王の末席くらいでしょうか。
ちなみに、激坂の場合助走は危険です。距離や勾配によっても違いますが、基本ロースタートでいきましょう。勢いが切れた途端回せなくなってバランスを崩す可能性があるので、基本的に最初からローでゆっくり突入すればタイミングが見えてくるので、危ない状態になったときに足もつきやすいし、粘りを発揮して攻略も可能です。そもそも勢いで登ったんじゃ激坂マニア的に攻略したことにはならないような。
とりあえず39☓27でゆっくりあがる。
もうこれくらいの勾配になるとシッティングはまず無理というか、バックドロップ食らうので危険。
ゆっくりジワっと絞るように踏んでいく。もう回すとかは無理。
鴨居の坂と同じレベルのヤバさ。
だけど、上がれない事はないと確信した。パワーとしては少し残してる感じがする。
でも、怖い!ひたすら怖い!
「チェーン切れたりしないだろうな」
「どっか折れたりしないだろうな」
と、序盤~中盤はそんな事ばっかり気にしてた。
この局面でチェーンなんか切れたら、100%バランス崩して落車必至。慌ててブレーキなんかかけようもんなら、多分ひっくり返ってバックドロップです。
とにかくシッティングはまず無理なので、超前傾立ちこぎ(激坂では、ダンシングはロスが多いように思います。なので、車体も体も横に振らない直立立ちこぎを使います)で、ハンドルに覆いかぶさるようにして腕力と背筋を総動員して登っていくスタイルが一番いけると思います。
とにかくハンドルに覆いかぶさるのと、後ろに蹴りだすくらいの感じで踏まないと駄目です。
後ろに蹴りだす動きでも、激坂から見れば真下(赤い矢印)に向かって踏んでいる訳ですから、重力を最大限生かせます。激坂ではどんなに前傾しても前には絶対につんのめったりしないので、ハンドルがみぞおちにつくくらい前傾してもいいですが、腕力の助けも少し借りないといけないので、腕力を出しやすいくらいまでが良いでしょう。
半端にたつと荷重が後ろになるし、踏む力も青い方向になって、前輪が路面から離れようとする力になっちゃいます。
が、頂上まであと3mくらいの所で、恐怖に負けて無念の脚付き。
怖いマジ怖い。脚付き寸前あたりは、バックドロップに怯えて足がガクガクだった。
初戦で敗退!!!!
今まで敗退した激坂は、暗峠くらいだったので、2敗目って事になるのか。
暗峠は距離と勾配とインセクトアタックや車攻撃と悪条件多すぎたせいではありますが、こっちは純粋に恐怖で負けた。
頂上で下を見ると、ゆるい崖のよう・・・
敗北感は案外なくて、早々に先へ進んで、これまた結構な激坂を下って降りた。
前転しそうなんで、腹にサドルをつける勢いで腰を引いて降りる。
降りたところは、4番坂のすぐ横なんで、再度リベンジです。さっきの敗北を帳消しにすべく二度目の挑戦。
脚としては問題がない。多少頂上付近でヘタレるけど、それは恐怖と覚悟の足りなさから来ると感じたので、今回は行ける行けると意識して突撃。
先程と同じく中盤まではぐいぐいいくけど、段々ダレてくる。同時に恐怖が物凄かったけど、行ける行ける行けると思って腕をハンドルから離れないように固定してぐいぐい登る。
さっき足ついたところを通過。もう怖くて怖くて、これひっくり返ったら大事故になると思って、恐怖を抑えこんで頑張った!
ラスト大きく踏み切って登頂成功!!。
恐怖で脚がガクガクしてた。
改めて、脚力より胆力のほうが重要だと思った。行けると思えば足もまだ十分だった。恐怖がなければもうちょっと速く駆け上がれたかも。
恐怖で体がすくんで力が出なくなってた。
MTBのギア比ならもっと楽かもしれないけど、やっぱり怖い事には変わりないかな。
激坂色々登ってるけど、バックドロップの恐怖に怯えさせられたのは、鴨居とここだけだった。
下りはさらに危険なんで4番坂からは下らずにさっき降りた所からまた降りる。ここの激坂も面白そうだけど、一番強い奴倒したのでもういいや(´∀`;)
というわけで、早々にリベンジ成功したので、とりあえず今んとこ暗峠で1敗。
今なら虫さえ居なければ暗峠は時間はかかるけど大丈夫そう。勾配だけで言えば、今回の坂のほうが遥かに上だったし行けるかも。
それにしても、30%越えの激坂って楽しいですね(゚∀゚)住民にとっちゃそんな急勾配は迷惑なだけかもしれませんが。
電動アシストでも多分登れないんじゃないかな。ポジション的な意味で。アップポジションであれ登ったらバックドロップ食らいそうです。
しかし手強い激坂だった・・・・
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