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2015年10月

2015年10月25日 (日)

Moon X-Power780 その1

Moonの高輝度LEDライト X-Power780。

以前までCATEYEのEL540を使っていましたが、より明るいライトが欲しくなり購入。
何故明るいライトが欲しいと思ったのかというと、夜間に走ってて道路の脇からスッと出てくる飛び出しを牽制する意味がもっとも強かった。
確かに路面を照らせれば安全に走行しやすくなりますが・・・都心部では早々780ルーメンものライトが要るかというとどうでもないことの方が多いです。
街灯の多さで、780ルーメンであってもさして明るく感じない程なので。
ちょっと外れた所へ行けば、普通に街灯が少ない場所も多いので、そういう所ならいいのですが、そういう場所でもCATEYEのEL540どころか、オウルテックのハイラックス30くらいでも困らないレベルです。
路面ではそんな感じですが、飛び出しに関してはとにかく明るくしまくって路面を照らし、警戒させるしかない。自転車の傲慢と思うなかれ。いかに警戒して徐行してても、ギリギリのタイミングでスッと出てこられたら避けられたもんじゃありません。相手も歩きとは限らなく、自転車だったとしたら・・・
というわけで、めちゃ明るいライトという事でX-Power780を導入した次第。

Resize0023 とりあえずの外見と予備電池。
大きさはEL540よりも一回りほど小さいです。
EL540がゴロっとしすぎとも言えますが、780はバランスとして良いかもしれません。

・ブラケット
手締式でかなり強固に締められます。ガタガタの所を走ってもほとんど角度は変わりません。
ライト本体の固定も実に強固で良いですね。着脱も楽です。

・ボタン
ポン押しで点灯。最初は一番明るいモードで、押す度に落ちていきます。3段階まであります。2段階くらいさげても十分な明るさで、一番暗くしても特に不自由は感じませんが、当初の目的でもある、明るさで飛び出しを牽制という意味合いでは、上から2段階くらいまでが限度ですね。ボタンも大きめなので少々の手袋程度ではまるで問題ないと思われます。
二連打で点滅モードに入りますが、微妙にコレが災いしている。切り替えようとポンポンと調子よく押していくと、あまり速いと連打と認識されて点滅モードに入ってしまいます。EL540も同様のオペですが、EL540の素晴らしいところは、ハイとローしかないというシンプルさで、それほど連打せずに済むので点滅モードに入りづらいのにたいして、780は元の明るさにするには4回押す必要があって、うっかり行きすぎてしまうと連打して戻そうとして入りやすくなってしまう。
あと、ボタンは青・緑・赤というLEDが仕込まれていて、電池の残量がわかるようになっています。ハイモードで赤く点灯しても、光量を落とすと青になったりするので、ちゃんと計算はしてくれてるようです。ちょっとざっくりしすぎてて、参考になるのかならないのか・・という感じですね(^^;

・ランタイム
一番明るいモードで1時間半くらいのようですが、結構早めに赤ランプ点灯します。消えるまでつけてたことがないんで、カタログ時間が正確かどうかはわかりませんが、赤になると「うわヤバイ」とか思ってしまう。
とりあえず一番明るいモードは、ここは明るくしないとヤバイかなって所にとっておいて、2段階くらいの所のを常用したほうがいいのかもしれない。いくら明るくして注意を促すといっても、電池が切れてしまっては意味が無いので。
そこらへんは理想と現実のせめぎ合いなのでやむを得ません。

USBで充電するタイプのライトですが、実はUSBで給電しながら使う事が出来ます。電池にはよくない使い方ですが・・・なんと電池を外してもUSBから給電して使えます。なのでちゃんと固定出来る手段があるなら、外部電池を用意すればランタイムは無視出来るかもしれません。ただ、安定して動作しない可能性があって機器にも悪影響を与えるかもしれないのでオススメしません。もうどうしてもやらないと暗すぎて走れない!とかいう状況になったとしたら(ならないようにするのが重要ですが)そうやって使えばなんとか・・・その際に電池ははずさない方がいいですね。USB接続が不安定になって給電切れたら一瞬にして真っ暗になり危ないので。

とりあえずその1はこんな感じでざっくりレビューでした。

コンパクトだし相当に明るいので、結構オススメです。
デメリットといえば、予備電池の入手性の悪さでしょうか。あとは、前述した連打したつもりがないのに連打扱いされるのが煩わしい事くらいです。正直、個人的には自転車用ライトに点滅モードとか要らないと思うんですが・・・

あとは・・・値段が高いのが最大のデメリットでしょうか(^^;
まあこの明るさでこの値段だったら妥当だとは思いますが、妥当だから高くないというのはまた別の話で。
安い所で売ってたので買ったけど、定価のままだったら買ってないと思います(^^;

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2015年10月22日 (木)

新型系ブレーキ

こないだ長野県白馬の方へ行ったんですが、峠から下る際の心強さったら無かったですね。
上ハンでも割りと制動してくれて、ほんとに急な所なら下ハン使えば、終始安定してガッツリ制動してくれて、なおかつ絞るように減速してくれるのでコーナーもそれほど怖くなかったですね・・・
なんかブレーキアーチの力も然ることながら、新しいブレーキシューR55C4の効果も相当高いんじゃないでしょうか。既存のブレーキでも交換したら結構近い感じになる・・・かどうかはわかりませんが、変えてみる価値はあるかもしれません。

以前の書き込みでは、基本的にパーツのステップアップの楽しみは云々とは書きましたが、やっぱり制動力、特に下りや緊急時の制動力を実感してしまうと、楽しみ以前に安全の為にはもはや必須なんじゃないだろうかとさえ思えてきます。ブレーキはメーカー推奨ではないもののどうしても使えないという類のパーツではない為に、古い構成だけどブレーキは奢ってみたいと思えば変える事も可能なので。
ただ、ワイヤーの種類によっては固定力が足りずにすっぽぬけてしまう危険性があるとの事なので、例えばポリマーコーティングワイヤーは旧型のブレーキには使わないほうがいいかもしれません。コーティング部分をヤスリで削り落として地金むき出しにすれば、旧型のブレーキでもワイヤーを固定出来るようになるかもしれませんが、やらない方がいいかもですね。自己責任と一言で片付けるのは簡単ですが、それで突っ込んでこられてこっちがやられたのでは、自己責任で片付けられる問題ではなくなります。

とりあえず、新型系ブレーキはいいぞケンシロウ・・・と言うシメで終わりたいと思います。
STIも新しくしてブレーキの真価を体感してみたい感バリバリです。ええ。

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2015年10月12日 (月)

DURA-ACE ULTEGRA 105

色々と思う所あって、シマノの新型系ブレーキを導入しました。

Resize0021 BR5800(R)

嫁自転車のリヤに入れました。
握力の問題もあり、下りでは下ハンを持つのに恐怖を感じている嫁にも、多少はブレーキが引きやすかろうと導入。

Resize0020 今までBR6600がついてましたが、BR6800(R)に交換。
ついでにPTFEワイヤーに交換。引きは劇的に軽くなりましたね。ポリマーコーティングならさらに引きが軽くなるのでしょうけど、耐久性と値段のバランスが合わないと思ったのでやめました。ポリマーコーティングといえど使い続ければ新品のノーマルワイヤー程度になってしまわないとも限らない。とはいえ、元々のワイヤーの表面処理も良いし悪い事にはならんと思うけど、それだったら安いPTFEの方がコスパは遥かに良さそうな感じ。

Resize0019 BR9000(F)
フロントにはDURAを入れました。どうせならこの上がない感じを体感してみたかった。
とにかく作りが物凄く良い。あと重量も軽い。軽いといっても、DURAを持って軽いと感じるのは他の本体を持った事があるからで、もし始めたばかりの人がいきなりDURA持っても「へー軽いねー」と思うだけで、どう軽いのかっていうのは理解は出来ないままなのかなと。
個人的に、始めたばかりの人はTIAGRAくらいのでいわゆる入門機的な自転車を勧めたい。
何故かっていうと、ステップアップしていく時に引き出しが多い方が、あれと違うていう比較が出来るようになる。この比較は楽しみに変わる筈。最初から良いのを使った方が後悔は少ないっていうけど、個人的にはそっちのほうが後悔しそうな気がする。

それはともかく、作りの一つ一つがさすがすぎる。シマノは元々安かろうでも良かろうな物を出してくるけど、高かろうな物は「さらに」良かろうなので本当に恐るべしなメーカーである。

制動力に関してだが、嫁バイクには以前自分のについてた67アルテ(F)と58(R)で、STIが新型のではないので単純に性能をフルに発揮出来てないので参考にならんかもですが、前のSTI使用での変化は、下りで確実に出たようです。
「引きやすくなった」との事。
ワイヤーを変えた効果もあるのでしょうけど・・・今度自分で乗って体感してみないとどう変わったかはわからないけど、握力が足りない女性でも引きやすくなったのならいいかな。

9000と6800の組み合わせに関しては、46TIAGRAでの引きなのでこれまたちゃんと性能は発揮出来てないかもですが、68と66のブレーキの頃から比べて確実に制動力はあがったし、引きも軽くなった。
よくこれらの新型系ブレーキはコントローラブルで制御しやすいと言われてるけれど、平坦においては、軽い力で絞るように効く良いブレーキ程度という感じです。
真価は下りで実感しましたね。以前までのブレーキがデジタル的なのに対して、新型系は非常にアナログっぽい力の入り方です。以前の制動力を以前より少ない力で実現出来るので、下りでの安心感は前のよりは遥かに増した。
最後の強い制動までの時間が短いながらもなだらかになったおかげで、ロック寸前までにほんの僅かな時間猶予が生まれ、その間にさらに強く握るかこのままで行くかっていう選択をさせてくれる。直感的な選択肢をさせてくれる実にいいブレーキかと思います。

一番気になるであろう、DURAとULTEGRAの違いについては、前後とも違うため比較がほとんど出来ません。ですが、ブレーキレバーから伝わる引きの感覚はホントに確かな物で、ストリートファイターIIのリュウとケンくらいの差ですね。どっちかっていうと主人公補正のあるリュウがDURA-ACEですが、甲乙つけがたい程ULTEケンも良いです。もはや重量や値段度外視したらほとんど好みでいいんじゃないですかね。あとは「DURAつけてるから確実なんだぜ」っていうメンタル的な補正も大きいと思いますが(^^;

最初にハイグレードパーツは云々と書きましたが、趣味のモンだし好きなモンつければいいと思います。でも、アップグレードの楽しみに関しては、下位グレードをつけて散々乗り回した人にのみ訪れる喜びである事は否めません。マンガの第一話でいきなり最強無敵の技を使う主人公出てきたっておもろくないですよね。
そこらへんガンダムファーストだと、ガンダムそのものが本来めちゃ強いけどアムロがまだまだそれほど成長してないからガンダムに振り回されて本来の性能を発揮出来てない状態になってるので、自転車とライダーとの関係からしたら、最初からハイスペック乗っても誰もが簡単に速くなる訳ではないので、一概には言えないのかもしれませんが・・・

でも、何も速く走る為でなくても、軽くて確実に動いて楽出来るなら別に成長どうでもいいから俺はそれを選ぶってのも有りですね。逆にいや、軽くて確実に動作して楽になれなら街乗りに最適だったりしますしね。

今回、ブレーキのレビューにはなってませんねw
そもそも論として、ちゃんと性能を発揮させられない組み合わせなので、レビューというには足りないのはやむを得ず。

あ、そうそう。
アーチの真ん中あたりに隠れてるローラーがあるんですが、そこがどうやら錆びやすいようです。DURA-ACEは錆びにくいというイメージはあったんですが、今回はどうも錆びるみたいです。なので耐水性防錆性に優れたオイルをつけておくといいかもしれません。

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